処理 2018年2月11日
写真 4月15日
MOG-A1菌はエサの無い状態で約60日間、赤玉の中で生き続けていた。
検定培養条件
2018年4月9日 上写真の処理鉢から土壌を採取して、精製水で懸濁溶液を作成。
この溶液をオートクレイブしたハイポネックス培地に5cc添加。
最低温度5℃ 最高温度20℃ 室内培養。
培養7日で、培養基上全面井MOG-A1菌のコロニーが発生。
他の微生物のコロニーは全然見られない!
赤玉に生存する微生物、60日期間に落下した空中常在微生物も、MOG-A1菌が生息しているエリアでは、
ほとんど「不活性」の胞子になっている。
考察
この試験で解るように、これまでの土壌検定における多様な微生物活性は、
MOG-A1菌のような王者菌が生存していない場合の「活性」であり、
この多様な微生物の中には「病害菌」も含まれていることから、
「完全無農薬栽培」用の土壌検定としては、有用な検定法ではないようである。
今後は、MOG-A1菌を用いた病害菌不活性検定の時代になる。
MOG-A1菌は、病害菌を不活性させると同時に、植物の生育に大きく寄与する菌根菌であるからである。
植物の生育を阻害する微生物を不活性する菌だからである。
畑、圃場の土壌にMOG-A1溶液を与えた場合、菌のエサになるリグニン、セルロースが無い条件下での、
生存期間を調べることは、圃場における絶対王者菌としてエリアの病害菌を抑えるうえで、
完全無農薬栽培を行ううえで非常に重要である。
更に、常時落下する空中浮遊雑菌の生存、活性は、MOG-A1菌の抗菌エリア維持、持続期間は、
空中浮遊病害菌の圃場侵入繁殖という意味で非常に重要である。
研究室内での培養基での試験は、多様な微生物にとって、自然界ではほとんどありえない・・・
スタート線上に同時に並んで活性することであり、自然界での菌社会とは異なるものである。
自然界の地表、土壌には「先達菌」が既に土壌内、地表に生息しており、
後から侵入した菌は、場所取りの為に、この先達菌と戦わなければならい。
病害菌も同じである。
このステージにいて、MOG-A1菌がエリアの先達菌として支配している場合、
後からエリアに侵入、空中から落下した微生物の胞子は・・・・どういう生活をするのか???・
こういう研究は殆ど行われたことはない。
宇井 清太のこれまでの試験では、MOG-A1菌が場所取りしたエリアでは、他の微生物は「休眠」という行動で、
種族の継続を計っている。MOG-A1菌による殺菌ではないようである。
「活性」を抑止する・・・。
これによって、ランの微細でスローな「無胚乳種子」が発芽できることがシンビジュームの
MOG-A1菌による世界初の発芽成功で実証された。
試験材料
リグニン、セルロースを含有しない赤玉土
MOG-A1菌の懸濁溶液
試験方法
赤玉土を6号浅鉢(ポリ鉢)に充填して、これにMOG-A1菌懸濁溶液を灌水のようにジョウロで与えた。
MOG-A1菌の生存検証試験方法
鉢は最低温度5℃、最高温度20℃のハウス内の静置し、オシボリの湿度で管理。
試験開始日 2018年2月11日
追加観察写真 2018年4月15日
MOG-A1菌の土壌内生存試験 及び 他微生物への土壌内拮抗試験
suma-to siken 170
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